木曽長良背割提で桜を撮ってきました
だいぶ暖かくなってきましたね。私にとっては、岐阜に越してきて初めての春です。
少し前から「今年はどこで桜を撮ろうかなあ」とぼんやり考えていたんですが、先日、仕事終わりの帰り道で良い場所を発見しました。
それが、海津市の木曽長良背割提。海津市の東の端で、東海大橋のすぐ北あたり。東海大橋からはアクセスできないので、北の方から背割提に向かい、手前にある駐車場に車をとめます。
木曽長良背割提は木曽川と長良川の間に挟まれた堤防。そこに美しい桜並木があります。
堤防の一番高いところにある舗装された道を歩きながら桜を見ることもできますが、斜面を降りて桜の木の根元に行くと、こんな素敵な世界が広がっています。
先までずっと続いている桜のトンネル。
これはあえて空を入れず、画面をピンクでいっぱいにして、アクセントにグリーンをほんの少し。まるでフレームの外までずっと桜が広がっているように見えますよね。
連続するもの(並木、道、壁などなど)を撮るときは、その始まりや終わりなど端が写らないようにすることがポイント。写真を見た人がどこまでも続いているのでは?と想像してくれます。
たくさんの桜がまっすぐに並んでいないと撮れない写真。貴重な一枚が撮れました♪
木曽長良背割提には、水位・流量観測所というものがありました。これがいい雰囲気を醸し出していました。
観測所は小人のおうちのような、かわいいフォルム。
そこにかかる赤い橋も背景に使ってみました。
個人的に桜と組み合わせる空は淡い色が好きなので、この日は雲が多めでちょうどよかった。太陽の光は雲があるほうがやわらかくなるので、色の淡い桜を撮るには曇りの方が好都合だったりします。
それでも桜の花の色を写真できれいに出すのは難しいので、写真はRAWで撮影し、現像にて色を調整しています。現像の方法で写真は“ガラリ”と変わります。それも、写真の楽しみのひとつ。いつか、RAW現像についてのレッスンもやりたいなあと思います。
大阪に住んでいたころは、京都にある背割提によく桜を撮っりに行っていました。その大好きだった背割提がまさか岐阜にも、しかも家から30分の距離にあって本当にびっくり。うれしい発見でした。
人気の撮影スポットのようで、ウエディングフォトの前撮りをしている人や、ランドセルを背負って入学の記念撮影をしている人たちを見かけました。でも、人の数はそれほど多くないので、写りこみをあまり気にせずに撮影できるのが、岐阜のいいところ(笑)!←誉め言葉。
これから毎年撮りに行く場所に決定!来年はここで撮影会をやりたいなあと思います!
岐阜県大垣市在住カメラマン 福室ゆきこ