モータースポーツ撮影&流し撮りの基礎知識
昨年、とあるきっかけから興味を持ち、
サーキットへ観戦にいくほど好きになったモータースポーツ。
先週末、岡山国際サーキットでスーパーフォーミュラ第6戦を見てきました。
モータースポーツといえば、『流し撮り』ですね。
主役だけがはっきり見えていて、背景は流れているように見える、という撮り方。
私はカメラの講座(EOS学園)に通っていた時に教わりました。
一見難しそうですが、そんなことはありません!
ポイントを押さえれば、誰でも動きのあるかっこいい写真が撮れます。
ということで、今日は『流し撮り』のコツをお伝えします。
<カメラの設定>
1.AF動作を「AI SERVO」に設定(通常はONE SHOT)
2.Tvモードにし、SSを1/100くらいに設定(慣れてきたら遅くする)
3.ドライブモードを「連写」に設定
カメラを設定したら、あとは被写体と体の動きを同調させます。
大事なのは、体(脚)の向きを正面で構えること。
車が右から左へ走っている場合、最初は体を右へひねって車を待ちます。
シャッターを切る前からレンズを向けてファインダー越しに車を追いかけておいて、
程よい距離になったらシャッターを切り始めます。
車の動きに合わせ体をひねり戻し、そして左へひねりながら、
車を追いかけてシャッターを切り続けます。
体が右を向いていると途中から車を追いづらくなるので、
真正面を向くポジションで立つのがポイントです。
<比較的スピードが遅い場所を狙う>
サーキットを走る車はめちゃくちゃ早いです。
特にメインスタンド前のストレートを走り抜ける車は早すぎて撮影するのはかなり難しい。
そこで、コースの中でも比較的ゆっくり走行するポイントを狙って撮影します。
・ピットから出てきたばかりの車
・コーナーを曲がった後の車
<おすすめのレンズ>
サーキットでは走っている車にはそれほど近づけないので
やはり望遠レンズがおすすめです。
私が使用しているのは70-300。
寄り過ぎると背景があまり見えず、流れている感じが出ないので、
ほどよく背景が写るくらいの構図がおすすめです。
<数うちゃ当たる、くらいの気楽な気持ちで>
慣れないうちはなかなかピントが合わず、「難しい…」と思いがちです。
でも、慣れてきても100発100中はありません(笑)。
動きが速い被写体を撮るので、ブレは当たり前です。
なので、『たくさん撮っていればそのうち上手くいく♬』
くらいの軽い気持ちで挑みましょう。
いかがでしょうか。
流し撮り、できそうな気がしてきませんか?
機会があればぜひサーキットで挑戦してみて下さい!