プロフィール写真撮影|鍼灸師から新たな一歩に向けて
こんにちは!カメラと写真であなたの暮らしを豊かにする、岐阜県大垣市在住の女性カメラマン、福室ゆきこです。
先日、プロフィール写真をご依頼いただき、名古屋市内のレンタルスペースを利用して撮影してきました。
「身体と心のトータルケア」をコンセプトに、鍼灸師として活動されている森田明菜さん。
活動の幅を広げる準備中で、新たなステップのためにプロフィール写真を撮っておきたいとのことでした。
エネルギッシュで、とっても勉強熱心な明菜さん。
撮影中も「こうしてみたらどうかな?」と一生懸命に撮り方を考えてくれたり、私のいろんなリクエストに120%で応えてくれたり。
おかげでとっても素敵なプロフィール写真を撮ることができましたので、ご紹介させていただきます。
事前打合せで方向性や衣装・小道具を確認
撮影の前に、どんな写真をご希望かを詳しくお聞きするために、打合せをすることがあります。
なかには、「写真を撮ってほしいけれど、どんな風に撮ってもらったらいいか分からない」、「イメージが固まっていない」という方もいらっしゃいます。
そういった場合も、事前打合せのなかで好みを聞き出したり、私からもアイデアをご提案して、「こんな風に撮りましょう」というカタチを見つけていきます。
今回もイメージが固まっていないとのことでしたので、詳しくお話しを聞きながら、撮影場所や洋服、小道具についてひとつづつ決めていきました。
今回の依頼者さんの屋号が「I+be」、カタカナにすると、「アイビー」なので。
打合せの結果、アイビーのスワッグを使って撮ることが決まりました。
打合せの後にも、ご自身で見つけた写真とともに「こんな風に撮りたい」とメッセージをくださり、イメージを固めて撮影に臨みました。
3つのシーンで撮影
撮りたいイメージが決まっていても、カメラの前でポーズを取ったり、自然な笑顔になるには、やはり”慣れ”が必要です。
そこで、まずは撮影の雰囲気に慣れてもらうために、リラックスして臨めるシーンから撮るようにしています。
机に座ったシーン
この日も、机と椅子を利用して、本を読んでいるシーンから撮影をスタートしました。
このシーンなら、撮影に慣れていない人でも、本を読む(ふりをする)だけなので、リラックスした自然な雰囲気で撮ることができます。
最初はカメラを見ずに本を読んもらって、少し時間をおいてから声をかけて、カメラに目線をもらいます。
ずっとカメラに向かって笑顔をつくっていると、ひきつってくることもありますよね。顔の筋肉が疲れてしまうんです。
目線をカメラに向けてもらったり、カメラから外したりを繰り返しながら、顔がつかれないように配慮することで、結果としてすごく自然な笑顔を撮ることができると感じます。
目線の位置を決め、誰かがいると想定して、話しているようなシーンも。
これ、実際にしゃべってもらいながら撮影しているんです。そうすることで、その雰囲気をリアルに写真におさめることができるんですよね。
お持ちいただいたお気に入りの鳥の置物やマグカップなどの小物が、リラックスした雰囲気を演出してくれました。
床に座ったシーン
床に座った、全身のカットも撮影しました。
これは、明菜さんが事前に見つけた写真をヒントにして撮ったもの。
これもカメラから目線を外したり、カメラに目線を送ってもらったり。
大きなアイビーのスワッグを小道具に使うことで、ポーズも自然に決まりました。
バストアップのプロフィール写真
バストアップの定番プロフィール写真。
このパターンはその日の一番最後、撮影になれてきたころに撮るようにしています。
このころには依頼者の方も撮影にすっかり慣れて、「ここ」というところで、この日一番の笑顔をいただきました。
アイビーがナチュラルな雰囲気を作ってくれて、爽やかな雰囲気に仕上がりました。
お客様からの感想
撮影とデータ納品を終えて、ご依頼者よりとってもうれしい感想をいただきました。
- 撮影前、不安や心配はありましたか?
- 事前に十分な案内があったので、心配なく当日を迎えられました。
打ち合わせも前日の楽しみましょうねの一言もとても嬉しかったです。
場所を決める際も提案をたくさんしてもらえて緊張より楽しみが増しました!
エスコートしてもらえるのってほんと心強い!
- 撮影を終えた感想は?
- プロに撮影してもらうという私の夢が叶いました。 由希子さんに撮ってもらえて本当によかったです。
ちょっと、クセになりそうです。撮影中、とても楽しかったのもあるし出来上がりを見たらとてもとても素敵で✨
また撮ってもらうために頑張ろうと思いました。
こういうのはカメラの腕ももちろんあるけど、人と人との時間という感じなんですよね。
由希子さんとの時間は私のいい面をカメラの前で出させてくれたと思います。 ほんとにお世話になりました♡
明菜さんのおっしゃる通り、撮影は人と人との時間なんです。どれだけ信頼関係を築けるかで、仕上がりが大きく変わります。
カメラマンが楽しくシャッターをきっていれば、その楽しさが相手にも伝染しますし、撮られる側が楽しそうだと、カメラマンもさらに楽しくなっていって…、という相乗効果です。
明菜さんと一緒に撮影を楽しむことができた、至福の時間でした。
最後に
プロフィール写真は、相手の魅力をいかに引き出せるかがポイント。毎回、緊張感がありますが、とてもやりがいのある撮影です。
相手の不安を取り除き、カメラの前でリラックスしてもらえるかどうかで、写真の仕上がりが変わります。
撮影は、撮られる側の依頼主と撮る側のカメラマンの共同作業。
私は、ご依頼くださった方がリラックスして撮影に臨めるような雰囲気づくりに力を注いで、撮られる側の方には、何かになりきってもらったり、シーンを想像しながら演じてもらったり、いろいろなリクエストに応えていただきます。
今回も息のあった共同作業がぴったりはまり、たくさんの素敵な写真をうみ出すことができました。
明菜さん、この度は本当にありがとうございました。
これからますますのご活躍を応援しています!