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前回お話した撮影ではいろんな写真を撮りましたが、今日はプロフィール写真のお話を。

プロフィール写真は、撮られる方がリラックスしているほうがいい写真が撮れるので、撮影の中盤から最後のほうに撮るようにしています。

多くの方が撮影の最初はすこし緊張して、表情やポーズもかたくなりがち。誰でもそうですよね。

なので、最初はイメージカットやカメラ目線ではない写真、全身が入るひきの写真から撮り始めて、撮られる方が“撮られ慣れ”てきてから、プロフィール写真を撮るようにしています。

今回も撮影の最後に撮りました。この日は3時間の撮影だったので、最後のほうは相手もすっかり慣れてリラックスモード。ポーズや小道具を変えて、数パターンを撮影しました。

[パターンその1]脚を組み首を少し傾けて、親しみやすい雰囲気
[パターンその2]横向きで腕を組むポーズでお姉さんっぽい雰囲気
[パターンその3]スタジオにあった洋書とめがねを使って知的な印象に

写真は、『撮る人と撮られる人の共同作業』だとつくづく思います。

撮られる人にただ「笑ってください」とお願いするだけでは、いい笑顔は生まれませんよね。

まずは、撮る側の人間、”私”が楽しく撮ること。これがとっても大事。

音楽をかけて雰囲気を和やかにしたり、世間話をしてみたり、相手の趣味や好きな食べ物について質問してみたり。

会話をしながら楽しい雰囲気を作り自分も笑顔になると、撮られる方も自然と笑顔になっていきます。

そうするとどんどんいい写真が撮れてきて、私もさらにテンションが上がり、それがまた撮られる相手にも伝わっていく、というスパイラルに。だから撮影はおもしろい♪

以前、ストアカのポートレート講座で橘田龍馬先生に「写真は90%がメンタル」だと教わりました。

自分の気持ちが相手に伝染する。笑顔の写真を撮りたければまず自分が笑顔になること、と。

カメラマンとして写真を撮るようになって、本当にそうだなあと実感しています。

この日も撮影中にたくさん笑って、リラックスした雰囲気の中でいい写真がたっくさん撮れました。

それが自信となって、次の撮影も『きっとまたうまくいく!』と思えるようになって、それが結果につながっていくんだなあと。

写真は本当に面白い。どんどんその魅力は深まるばかりです。

岐阜県大垣市在住カメラマン 福室ゆきこ

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