セールスライティングを学んでブログの書き方を見直す
魅力が伝わる写真撮影とホームページ制作でフリーランスを応援するカメラマン、福室ゆきこです。
このブログでは、ホームページの制作やリニューアルを検討されているフリーランスの方のお役に立てる情報を発信しています。
起業家はブログやSNSで発信し続けることが大事ですよね。でも、起業家の中には文章を書くことが苦手な方もいらっしゃると思います。
私も書くこと自体は嫌いじゃないですが、得意とは言えません。ちゃんと勉強しなくちゃなあと、以前から思っていました。
そこで先日、オンラインのライティング講座を受講しました。
テーマは「選ばれるプロフィールの書き方」。
この講座、すごく内容が濃かったんです。今回学んだのは、セールスライティングという書き方。
これ、プロフィールに限らず、ブログ記事などあらゆる文章に共通して言える大事なことでした。
自分の想いを伝えたいと思うなら、なおさら書き方を学ぶべきなんですね。
今回学んだこと、ブログを書いている人にはきっと役に立つ情報だと思いますので、シェアさせていただこうと思います。
ブログは勢いで書いてはいけない
ブログを書く時、どんな風に書いていますか?
嬉しいことがあったときに「この喜びを伝えたい!」という気持ちにまかせて書いていきますか?
それとも、「とにかく書かなくちゃ!」という気持ちで、頭から言葉を絞り出して書いていますか?
私はこれまで、まさにこんな感じで書いてきました。それが、自分の想いを伝える方法だと思っていたんですよね。
ですが、そうではないということを今回の講座で教わりました。
想いを伝えたいときは勢いにまかせて書いてはいけない、ということ。
何かを伝えたいときほど、より伝わる「書き方の方程式」を使った方がいいということだったのです。
書き方には型がある
QUESTの法則とは?
文章を書くときは、文章構成のひな型を利用することで、説得力が増して、より読み手の心を動かすことができるそうです。
今回の講座で教わったのは、QUEST(クエスト)の法則。
文章を構成する5つの要素の頭文字を撮って、QUEST(クエスト)という名前です。
QUESTの法則(クエストの法則)QUESTの法則は、消費者心理の流れに沿った文章モデルで、セールスレターやランディングページによく用いられます。そのため、読者に何か商品を販売する目的を持った、消費行動を促す時に向いています。QUESTの法則は、絞り込み(Quality)、共感(Understand)、啓発(Educate)、興奮(Stimulate)、変化(Transition)の5つの単語の頭文字を取って名付けられています。
(株)アーティス 【ライティング基礎知識】人を行動させる文章を書くための6つの型(PREP法、PASONAの法則など)
「起承転結」という言葉がありますが、それと同じようなイメージですね。
文章の構成をパターンにあてはめ、順序立てて書いていくことで、伝えたいことが読み手により理解され、共感されやすくなるのです。
QUESTの法則に沿って書く内容
1 | 絞り込み | 読者に「自分のことだ」と思わせる。「~ではないですか?」と質問形式にすると効果的 |
2 | 共感 | 相手の悩みを理解し、同情する。このまま放置すると危険だと指摘する。 |
3 | 啓発 | 商品のメリットを説明し、購入することの妥当性を示す。証拠となるデータを提示すると効果的。 |
4 | 興奮 | 読者に商品購入後の未来を創造させる。また、購入しなかった場合のデメリットも想像させて、購買意欲を促進する。 |
5 | 変化 | 見込み客から顧客へ変化させるためのクロージング。 |
この定義は「顧客に商品を購入してもらう」ことを前提に書かれていますが、ここを「相手に共感してもらう」に変換すれば、どんな文章にも応用できると思います。
もちろん、とにかく一生懸命書く文章でも気持ちは伝わります。
でも、この型を使って書くことで、より効率的に、効果的に、確実に、相手に伝わる文章になるんです。
時間は有限です。手早く、確実に伝わる文章を書きあげたいなら、型を意識して書く方が効率がいいということでしょう。
努力すれば成功するとは限らない。努力の方法が大事。
努力することはもちろん大事です。「成功する人はみんな死ぬほど努力している」と言われます。
一方で、「努力する人はみんな成功するのか?」というと、この答えはNOだそうです。
つまり、「がむしゃらに頑張る」とか「とにかく頑張る」という精神論だけでは、なかなか成功に近づけないのが現実なんですね。
「足りない知識を補う」ことや「正しいやり方で取り組む」ことなど、論理的な要素が欠かせないということ。
ブログを書くことは、やる気さえあれば誰でも出来てしまう。だからこそ、自己流になりがちですね。
でも、それが落とし穴。
文章の書き方の基本を押さえた上で取り組めば、効果は何倍にもなると気付きました。
今回、この書き方を勉強できて本当に良かった。
この法則を意識して、みなさんに伝わる記事をこれからもっと書き続けていこうと思います。