何を商品にしたらいい?オリジナル商品の見つけ方
自分で更新できるホームページを制作する、フリーカメラマンの福室ゆきこです。
前回、起業したい人が何を仕事にしたらいいか?についてお話ししました。
そして、仕事が決まったら次は「何を商品にするか」、「どんなサービスを提供するか」が大事ですよね。
今日はこのテーマについて考えてみようと思います。
私じゃなくてもできる仕事と、私じゃないとできない仕事
私はカメラマンになろうと思ったので、「写真撮影」を商品として、活動をスタートしました。
はじめのうちはとにかく写真を撮れることがうれしくて、どんな依頼もよろこんで受けていました。
ですがしばらくすると、「私はどんなカメラマンになりたいんだろう?」と考えるようになりました。
子供を撮ることが好きで、幼稚園での撮影や、七五三を撮ったりする仕事が多かったですが、このジャンルを撮影するカメラマンは他にもたくさんいます。
もちろん好きなことなので、これはこれでいいのですが、でもこれは「私じゃなくてもできること」だと気付いたのです。
「私じゃなくてもできること」は、一般的に競合が多く、価格競争になりがちなんですね。
本当に自分が撮りたいものは何なのか?、自分はどんなカメラマンを目指したいのか?、私じゃないとできない仕事はなんなのか?、そんなことについて考えるようになりました。
趣味、経験、得意なことの棚卸し
私じゃないとできない仕事を見つけようと思い、自分ができることの棚卸しをすることにしました。
就職活動の時にやった、自己分析のようなイメージです。
まずは自分の好きなこと、自分の得意なこと、自分が経験してきたことなどをリストアップしていきます。
私の場合は、こんな感じでした。
- カメラ(一番得意!)
- ゴルフ(10年以上やっている!)
- 旅行(国内旅行も海外旅行も大好き♪)
- イラストレーター(以前の仕事で使っていた。名刺は自分でイラレで作成)
- ワードプレス(以前の仕事で使っていた。自分のホームページも自分で作成!)
- HTML(ホームページを更新する仕事をしていたので、簡単なタグは理解できる)
- ドイツ(高校時代に2年住んでいた。ほんの少しドイツ語もできる)
- 英語(ドイツではインターナショナルスクールに通っていたので英語の方が得意)
- モータースポーツ(最近興味を持つようになった。おかげで流し撮りも得意)
- 教えること(おせっかい気質なので、向いていると思う)
- お酒(ビール、ワイン、日本酒、全部好き♪)
- キャンプ(テントを立てるだけでも楽しい)
- …
これが私のリストの一部です。
仕事になるとかならないとか、そこはあまり深く考えず、まずはリストアップしてみる。
どんどん書き出していくと、「そういえばこんな勉強もしてたなあ」といろんなことを思い出したり、「こんなことが好きだったなあ」と、自分の気持ちを再認識したり。
いろんな気づきがあるものです。
たくさん書いた方が可能性は広がります。とにかくたくさん書いてみましょう。
得意分野の組み合わせがオリジナル商品になる
自分が書いた得意分野のリストをして見返してみると、「この組み合わせ使えるかも?」と思うものがきっと見つかります。
そうやって自分の得意分野を組み合わせていくことで、自分にしか販売できない商品が生まれるんですね。
例えるなら、”ワンプレートディッシュ”みたいな感じです(笑)。
料理の一つ一つはよくある定番のものでも、その組み合わせや盛り付けを工夫して素敵に演出できれば、それはれっきとしたオリジナル商品になるんです。
私の場合、それが「カメラ+ワードプレス+イラストレーター+教えること」でした。
自分がカメラマンとして活動開始するときに、ホームページを作りました。本を参考にして作りましたが、前職でワードプレスを使ってホームページを更新することに慣れていたので、その経験がとても役に立ちました。そして、掲載する写真はそもそもたくさんあるし、なければ自分で撮影すればいいので、かなりスムーズにホームページを作ることができました。イラストレーターも使えるので、ロゴマークも自分でデザインしました。
棚卸しリストを書きながら、「ホームページを作る作業は楽しかったなあ」と思い出しました。
そして、「写真を撮って、ホームページを制作する」というサービスを商品にすればいいのでは?と思いついたのです。
ホームページをを作る人や会社はたくさんあるけれど、カメラマンが撮影して、ホームページを制作するというパターンは聞いたことがありません。
ホームページの構造を把握したカメラマンが撮影すれば、その写真がいきるホームページになることは間違いありません。これなら、私の経験や好きなことを組み合わせたオリジナル商品になる、と気付いたのです。
そして、今この商品は、そのホームページを『自分で運用できるようにレクチャーする』ところまでをパッケージにしています。「教えること」が好きなことの一つでもあるので、ワードプレスの運用方法をレクチャーすることを付け足しました。そうすれば、作ったホームページの内容を自分で変更しできるようになるし、伝えたい情報をタイムリーに発信することができるようになるのです。結果として、ホームページへの満足度も高まります。
組み合わせる要素を増やすことで、よりオリジナリティの高い商品になっていきます。
商品は常に進化させるもの
この商品は、これからまだ形が変わるかもしれません。また、似ているけど違う商品が増える可能性もあります。つまり、現在販売している商品やサービスが完成形ではないということです。
私自身もまだまだいろんなことを勉強していて、新しいスキルが身に付けば、もっと面白いサービスを開始したいと思っています。
そんなことを考えながら仕事できるのが面白いところ。フリーランスの醍醐味だと思います。
もっと勉強して、スキルアップして、また新しいことをスタートして、楽しい人生を生きていきたいと思います。
新しい商品を思いついたら、またブログでもご紹介させていただきますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。